モンテッソーリ・インターナショナルスクールでの思い出②

モンテッソーリ教育
鉄は熱いうちに打て!!
↑こんなことを実際にモンテッソーリの先生に言われたことはないんだけど、、、笑
モンテッソーリ教育ってどんな?って言われたとき、
敏感期がどうのとか、子どもの自律が、、、とかいろいろあるけども、
私が一番モンテッソーリクラスや、先生方を見ていて思うのは、まさにこの言葉通り、
小さいうちに基本を叩き込んでしまえ!みたいな静かな情熱(笑)。
モンテッソーリメソッドで育った子は、小さくても不思議な落ち着きがあって、
それがとても好きだった。それは、小さいうちに正しいルールを身につけているからなんだよね。
一番年下のクラスが一番厳しいと思うの。(2〜3歳)
クラスの中で教室のものを荒らしたり、他人のお仕事を邪魔したり、
大声でギャーギャーする子はね、、、なんと、
廊下に出されるの!!!
ちょっとびっくりじゃない?
2歳でだよ!?
もちろんアシスタントの先生がその子から目を話さないけれど、
先生は冷静にその、泣いたり暴れたり邪魔したりしている子を廊下につれて行って、
静かにこう言うの。
泣くのやめたらクラスに入れるよ。
お友達の邪魔をする子はこのクラスにはいないよ。
クラスの中を静かに歩ける子が、クラスに入れるよ。
怒って言うんじゃなくて、でも、あやすように優しく言うのでもなくて。
穏やかに冷静に伝える。
まあ、しばらく泣いている子がほとんど。
でも少なくとも泣き止んだら教室に戻れるよ。
ルールを理解するのにも人それぞれ時間がかかるんだけど、

だんだんとね、、、なるほど。みたいな顔するの子どもって笑!

そしていつの間にか、廊下に出されることもなくなって、
3歳〜6歳のクラスに上がる頃には、しっかりとモンテキッズになっているの。
これは、自分の子じゃなくてもなんだかとてもその子が誇らしい気持ちになるものだよ。
自分がクラスでどう振る舞うべきか理解できた。ということが、その子にとってすごく
喜びなんだよね。
ルールと聞くと、堅苦しいとかネガティブなイメージを持つ方がいるかもしれないけど、
モンテッソーリでのルールというのは、秩序のことだと思う。
集団で生活する中での、制限の中の自由を皆で共有するための秩序。
お互いをリスペクトしようね。
っていうメッセージが、この秩序に集約されているように思う。
あともう一つ、お仕事の時間に、教室の中をただウロウロしていたり、
友達のお仕事をただ見ているだけの子、というのも、親が呼び出される案件の一つだよ笑、
もちろん、先生はそういう子に、ある程度声をかけたり、新しいお仕事を提示したりするんだけど、
モンテッソーリ教育は自発的な行動を重要視する教育だからね、呼び出されるの親が。。。
で、なんて言われるかと言うと、
”お子さんに一日に何分スクリーンを見せていますか?”
って聞かれるの!
教室での行動と、家でのスクリーンタイムがなぜ関係するかというと、
動画って自分が考えたり行動したりしなくても、勝手に何か面白いことをやって刺激をくれる
でしょう?それって脳にとってすごく楽なことなんだよね。脳が怠けていられる。
だから、家でスクリーンばかり見ている子は、学校でも同じような状態になりたがるの。
まるでスクリーンを見るように、お友達のお仕事をただ見ているだけだったり、
お仕事しているお友達の中を渡り歩いてうろうろしている。。。
大人しくしているんだから良いのでは?と思いがちだけど、
これも、早いうちから自分で自分のやりたいことを選択する練習なんだよね。
教具を選ぶ、それを手に取り自分の席に運ぶ、実行する。
これがとてもとても大きいクラスに行ってから大事。

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